正直言って、今まで私は、それほど保湿美容成分に興味を持っていませんでした。
その理由は、先ほども言いましたが、化粧品に配合する美容成分は角層にまでしか作用させてはいけません。
角層は、たった0.02㎜の薄さで、損傷しても血が出ません。
あなたも経験があるはずです。
紙などで少し肌表面を切ったときに、確かに肌は傷ついているのですが血が出ない。
これは、肌が死んでいるからです。
そんな死んでいる部分に美容成分を使ってもそれほど意味がないと考えていました。
だから、今までは必要最低限しか使っていませんでした。
でも、今以上に保湿効果を高めるには、保湿美容成分を使うしかありません。
そこで、以下の二つの要素に着目しました。
1.エビデンスの根拠が人の肌を使ったものであること
2.エビデンスに表記されている配合量を使用すること
人の肌を使ったエビデンスがある保湿成分を採用しました。
ここで少し化粧品開発の内情について、お話しします。
美容成分は原料屋さんが開発しています。
化粧品を作る会社の多くは、原料屋さんから原料を仕入れて加工しています。
原料屋さんは、美容成分を買ってもらうために、その成分がどれほど効果があるかを説明します。
その説明のために、独自に実験をして、その結果を発表します。
この実験結果をエビデンスと言います。
化粧品を作る会社はの多くは、このエビデンスをもとに美容成分を選んでいきます。
エビデンスと一口に言ってもピンキリです。
効果の差も雲泥の差です。
そのひとつに、実験の対象物があります。
簡単に言うと、「その実験は、何で行われたのか?」です。
信頼性の低い順番で言うと、
● シャーレ(円形のガラス容器です。理科の授業とかで使うもの)
● マウス
● 人工皮膚
● 生きているヒトの皮膚
シャーレは、顕微鏡であれこれ言ってるだけなので問題外。
マウスは、ヒトとは違いすぎるのでイマイチ。
人工皮膚は、構造はヒトの皮膚に違いものの生物じゃないので悪い反応がでない。
また、実験用に作られたものなので、ポジティブな効果が出やすく研究者に都合がよすぎるので怪しい。
ということで、やっぱり生きている人の肌で試したエビデンスが一番信用できると考えました。
そこで、生きている人の肌で保湿効果のエビデンスがある美容成分を選定しました。