『やさしいブラシ』を使用し、2週間『薬用スカルプケアシャンプー・コンディショナー』を使っていただきました。
写真のように、2週間薬用スカルプケアセットを使用すると髪のうねりが改善され、広がりも抑制されていることが分かります。
『薬用スカルプケアコンディショナー』は髪を保護・保湿することに特化しており、その上でブラシを使用して髪を整えて洗うため髪が真っ直ぐに戻りやすく、髪のうねりや広がりが改善されます。
お2人からも
「髪を乾かした後にオイルを付けなくても綺麗にまとまるようになった気がする」
「かなり落ち着いた感じの髪になった。毎朝、オイルなどでセットしていたのが、つけなくても櫛で梳かしてそのままで出かけられるくらいまでになった。」
という感想をいただきました!
8月2日(金)20時~ 開発者・代表の井上、稲谷、尾嶋出演!
- 今すぐ辞めて欲しいヘアケア4選
- 実際に髪の硬さに近いとされている銅線を用いた検証
- 薬用スカルプケア定期特別セットの説明
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井上が語る開発秘話
ふけ・抜け毛・かゆみに悩まされていた私が、改善するために作りました
私は、敏感肌で乾燥肌です。
そのせいか頭皮も敏感で、かゆみをよく感じたり、吹き出ものができたりします。
ひどくなると、乾燥で大量のフケが発生します。
化粧品を開発している職業柄、10年以上前に、頭皮にやさしいシャンプー成分のみで、シャンプーを作りました。
それからは、フケは収まり、以前よりも頭皮環境は快適になったのですが、それでも時折かゆみを感じたり、年齢のせいもあり、抜け毛も増えてきました。
徹底的にこだわったシャンプーを使っても改善できなかったので、かゆみと抜け毛は「老化現象だろうな」とあきらめていました。
でも、ある美容師との出会いで、かゆみと抜け毛を改善することに成功しました。
それが、「ブラシで洗う方法」です。
ブラシでの洗髪を選んだ理由
スキンケア情報を動画でもお伝えする一環で、2021年にある美容師とコラボをしました。
その際に、美容師の目から見たかゆみ・抜け毛・フケの原因を尋ねたところ、「シャンプーやコンディショナーだけではなく、洗い方そのものに原因がある。だから、解決する洗い方がある」と教えてもらいました。
その洗い方とは、「ヘアブラシで髪を洗うこと」です。
もしかしたらあなたは、「ブラシで洗う?シャンプーブラシで洗うなんて一般的じゃないか?」と疑問に思うかもしれません。
でも、教えてもらったブラシは、いわゆる「シャンプーブラシ」ではありません。
「普通のヘアブラシ」です。
使い方は、シャンプーを頭にのせて、そのあと、普通に髪をブラッシングするだけです。
髪をとかす回数は、髪質や長さによって変わりますが、私のように髪が細く短髪なら1〜2回ブラッシングするだけで十分です。
なぜ、ヘアブラシが敏感な頭皮にやさしいのか?
髪の毛は、銅線並みの固さ
髪を洗う際、多くの人は『指』で洗っています。
指だと絶対に髪を抑えるようにして洗う必要があるため、髪が頭皮にこすれることで、頭皮にいらぬ刺激を与えてしまいます。
頭皮は、顔の肌より感度が鈍いのに敏感肌です。
本来は肌と同じように頭皮も保湿していただきたいのですが、それは難しいです。
なので、保湿ができないからこそ、顔以上に刺激に対しては敏感になり、少しでも刺激を与えない環境を作ることが大切です。
そして、髪の毛の固さは銅線並みと言われています。
しかも、すごく細いです。
固くて細い物質ほど、触れた部分に刺激を与える力が強くなります。
針や釘などと同じです。
こんなのを頭皮にこすりつけていたら、刺激になるのは当然です。
どんなにやさしく洗っても、頭皮にとっては大ダメージになりえます。
実際に銅線を左手首に押し当てて検証してみました。
10回程擦っただけで肌が赤くなってきました。痛み、かゆみもありました。
頭皮は痛覚が鈍いため、気づきにくいですが、これほどのダメージを日々与えていることになります。
『シャンプーブラシ』と『普通のブラシ』の圧倒的な違い
シャンプーブラシは、ひとつひとつのピンが太く、普通のブラシよりピンの数が少ないという特徴があります。
使い方も、通常のブラシは髪をブラッシングしますが、シャンプーブラシは頭皮をマッサージするように使います。
『シャンプーブラシ』は、やわらかい素材ながらも先端をとがっているものが多く、頭皮に当てる使い方をするので、敏感な頭皮にとっては刺激になることがあります。
また、ピンの数が少ないために、何度もマッサージしないとシャンプーやコンディショナーが髪全体に行き渡らないために、刺激が重なると大きなダメージを頭皮に与えます。
一方『ヘアブラシ』は、ピンが細く、固いですが、髪を梳くように使用するため、頭皮に接触させる必要がありません。
こういうと、「頭皮の汚れが取れないのでは?」と疑問を持つ人がいますが、安心してください。
頭皮についた皮脂や汚れは、それほど頑固ではありません。
ゴシゴシ洗わずとも、シャンプーが髪をつたって頭皮に落ちる程度の洗浄力と、お湯で、十分に落ちます。
また、ヘアブラシはピンが多いので、一度で髪全体にシャンプーやコンディショナーがなじみます。
そのため、頭皮に何度も刺激を与えません。
こだわりが詰まった『やさしいブラシ』
ブラシをメインに考えていたため、ブラシも様々なものを試しました。
しかし、
- 価格が高すぎる
- 持ちにくい、使いにくい
- 木製は、カビが生えやすかったり、ぬめりがつきやすい
- ゴム製は、浴室乾燥機と相性が悪かったり、経年劣化によって溶けてベタベタになってしまう
など、私の求めている理想のヘアブラシは見つかりませんでした。
「世の中になければ、自分で作ろう」
いつものアースケアらしい信念のもと、ブラシの開発をスタートしました。
素材は、衛生面の観点からナイロン製を選びました。
ピンの数は、実際に私や髪の長いスタッフが試して、髪の太さ・量に対してもっとも汎用性の高い372本を選びました。
丸い形の頭皮にきちんと沿うように、長いピンと短いピンが交互に並べられています。
だから、ゴシゴシこする必要はありません。
梳かすだけで頭皮全体の汚れをまんべんなくかき出すことができます。
ピンの硬さは、2種類使うことにしました。
柔らかいピンは、万が一にも頭皮に当たったときに刺激が少なくていいのですが、髪の硬さに負けて、髪全体にシャンプーやコンディショナーが行き渡りません。
そのため、髪に負けないある程度の硬さを持ったピンと、やわらかくしなやかなピンを配置することで、無理なくシャンプーやコンディショナーをいきわたらせることができるようになりました。
最後に、ピンの先端を丸くして、頭皮への刺激をさらに軽減できる形状にしました。
こうしてやさしく洗うための専用「やさしいブラシ」が完成しました。
同時に、「やさしいブラシ」に適したシャンプーやコンディショナーがなかったので、開発しました!
『やさしいブラシ』はヘアブラシのため、指やシャンプーブラシと比べるとピンの数が多いです。
ピンの数が多いということは、それだけ髪の毛が引っかかりやすいということです。
髪の毛は、髪の毛の切れる10分の1の力で抜けてしまいます。
様々なシャンプー・コンディショナーを試しましたが、やさしいブラシに合わないシャンプー・コンディショナーを使用してしまうと、髪がひっかかりやすくなり、逆効果となってしまいました。
●ブラシに合わない理由1:粘度
ヘアブラシは、ピンが多いので、粘度の高いシャンプーやコンディショナーだと、引っかかりのようなものを感じて、毛穴に刺激を与えます。
やさしいブラシを使用した洗髪は「頭皮・髪への刺激を最小限に抑える」ことを目的としているのに、クシ通りが悪いと本末転倒ですよね。
毛穴への刺激は頭皮の刺激にもつながるので、シャンプーやコンディショナーを、ブラシに合った粘度にする必要があります。
また、ブラシはピンが多いために、少ないブラッシングで髪全体にシャンプー&コンディショナーを髪になじませ、頭皮への刺激を最小限に抑えられるというメリットがあります。でも、粘度が高いと髪に広がらず、ブラシのメリットが活かしきれません。
●ブラシに合わない理由2:泡切れの良さ、落ちやすさ
ブラシを使うと分かるのですが、シャンプーブラシや指で洗う場合とは、比較にならないほど、シャンプーやコンディショナーが一気に髪全体に広がり、なじみます。
これは大きなメリットなんですが、逆に言えば、泡切れの悪さ、シャンプーコンディショナーの落ちにくさにつながります。そのため、泡切れの良さ、落ちやすさは必須となります。
この結果をもとに、やさしいブラシに最適なシャンプー・コンディショナーの開発も開始しました。
一般的に必須な「泡立ち」と「香り」を切り捨てる!
粘度と泡切れ、落ちやすさが原因だと判明したので、早速、商品開発に取り掛かりました。
もちろん、洗浄成分の吟味も行いました。
最近は、多くの優れた成分がたくさん開発されており、そういった成分をガンガン試しました。
その結果、成分は簡単に決まったのですが、粘度と泡切れの良さに苦戦しました。
粘度が緩すぎると使いにくく、ビシャビシャになり、ブラシのピンに絡まず、伸びが悪くなる。
かといって、硬いとダマになって、クシ通りが悪く広がらない。
泡切れも良すぎると、汚れが落ちにくい。悪すぎると頭皮に残りやすく、汚れの原因になる。
この相反する結果に苦戦しながら試作を繰り返しました。
その過程で、「不必要」と感じた、「香りと泡立ち」をなしにしました。
香りに関しては、私自身、きつい香りが苦手で、匂いの種類も好き嫌いがあり、今回の開発の際にもいろんなシャンプーを試したのですが、どうしても香りが合わないものがいくつかありました。
そもそも、シャンプーやコンディショナーに香りがついているのは、マスキングのためです。
昔の洗浄剤などの成分は、香りの強いものが多く、それをマスキングするために香料が使用されていました。
しかし、最近の新しい原料はそこまで香りは強くありません。
また、シャンプー・コンディショナーは洗い流すものです。
でも、香りを髪や頭皮に残す必要があります。
洗い流すのに残すって、すごく効率が悪いですよね。
それに、香りだけ残そうと思っても、他のものも残る可能性があります。
これは、私の目指しているシャンプー・コンディショナーの機能を阻害する要素になります。
また、洗い流しても香りを残すためには、大量の香料を使う必要があります。
昔、調香師の方に聞いたことがあるのですが、香りを2倍にしようと思うと、10倍の香料を配合する必要があるそうです。
正直、そんなことに配合量を割いている余裕はありません。
泡立ちも同じです。 泡立ちと洗浄力は、実は無関係です。
薬用スカルプケアシャンプーは泡立ちの良いものとなっているのですが、これはたまたま髪の汚れを落とす効果に優れた成分が、泡立つ機能を持ち合わせているだけです。
CMなどで「たっぷりの泡が~」「濃密な泡が~」といった言葉をよく耳にすると思いますが、あれは洗浄効果が優れているわけでなく、ただのイメージ戦略です。
もし、泡立ちと洗浄力に関連性があるなら、化粧品の中でもっとも洗浄効果が必要なメイク落としや専用リムーバーは、すべて泡立っているはずです。
でも、実際はそんなことはないですよね。
つまり、イメージ戦略のために、泡立つ成分をわざわざ配合しているのです。
だから、香りの時と同様、意味のない泡だちに割く配合量はありません。
香りと泡立ちという2大要素を捨てて、
- やさしいブラシに最適な「くし通りの良い粘度」と「泡切れの良さ」
- 薬用スカルプケアシャンプーは、不要な汚れを落とす
- 薬用スカルプケアコンディショナーは、髪(キューティクル)を整える
ことに役立つ成分を配合しました。
そして、2年近くの開発期間を経て、やっと満足できるシャンプー・コンディショナーが完成しました!
医薬部外品の頭皮(スカルプ)をケアするシャンプー&コンディショナーの完成!
シャンプーは、適量を手に取って、頭の上に乗せて、軽くブラッシングするだけで、髪全体に行き渡り、頭皮と髪の汚れをしっかり落としてくれます。
ブラッシングの際のクシ通りもよく、引っかかりも感じません。
この効果のおかげで、頭皮、毛穴、髪への刺激を最小限に抑えることに成功しました。
また、皮脂は髪が動いた際に与える毛穴への刺激を軽減するための潤滑油となってくれます。
そのため、肌にやさしい成分を配合するのはもちろんのこと、頭皮の皮脂を取りすぎないように洗浄力も調整しました。
コンディショナーもシャンプー同様、適量を頭に乗せ、軽くブラッシングするだけで、髪全体に行き渡ります。
コンディショナーには、コーティングにとても優れた成分であるシリコンを配合しており、シャンプーによって開いてしまったキューティクルを整え、高いコーティング力で髪を守ることに特化しました。
さらに、シャンプーとコンディショナーには抗炎症成分を配合しているため、医薬部外品になりました。
ずっとお話してきた通り、頭皮は刺激を受けやすく、かつ保湿ができないため、とても敏感です。
敏感な状態になると、刺激を受けた際に炎症を起こしやすくなります。
なので、その炎症を少しでも抑えるために、抗炎症作用を持たせました。
また、どちらとも洗いあがりに優れています。
シャンプーやコンディショナーの特性に加えて、ブラシによって髪の流れが整えられているおかげで、スムーズに落とすことができます。
これは私個人の感覚なので、皆さんが感じるかはわかりませんが、 髪を乾かしたときの頭の軽さに、驚きます。
たまに普通のシャンプーをテストに使うのですが、今となってはとても違和感があります。
あと、抜け毛が減りました。
これは、シャンプーやコンディショナーの効果というより、ブラシで洗うことで毛穴への刺激が減ったためだと思います。
排水溝にシートを貼って、抜け毛の数を数えたのですが、シャンプーブラシを使った洗髪では、抜け毛に2倍の差がありました。
やさしいブラシを使ったら、抜け毛が半分になりました。
こうして、やっと理想の頭皮と髪にやさしい洗髪法が完成しました。
もしあなたが
- 頭皮のふけやかゆみ
- 髪の枝毛や抜け毛、ぱさつき
にお悩みであれば、ぜひ一度お試しください。
株式会社アースケア
井上龍弥