頭皮と髪へのやさしさを追求し、『薬用スカルプケアシャンプー&コンディショナー』が完成しました


私は、敏感肌で乾燥肌です。
そのせいか頭皮も敏感で、かゆみをよく感じたり、吹き出ものができたりします。

ひどくなると、乾燥で大量のフケが発生します。


化粧品を開発している職業柄、10年以上前に、頭皮にやさしいシャンプー成分のみで、シャンプーを作りました。

それからは、フケは収まり、以前よりも頭皮環境は快適になったのですが、それでも時折かゆみを感じたり、年齢のせいもあるのですが抜け毛も増えてきました。
徹底的にこだわったシャンプーを使っても改善できなかったので、かゆみと抜け毛は「老化現象だろうな」とあきらめていました。

でも、ある美容師との出会いで、かゆみと抜け毛を改善することに成功しました。


もし、あなたが私と同じようにかゆみ・抜け毛・フケに悩んでいたら、ぜひ、これから先を読んでください。
きっとお役に立てると思います。

私たちは、不定期ですがスキンケア情報を動画でもお伝えしています。

私たちは、不定期ですがスキンケア情報を動画でもお伝えしています。
その一環で、2021年にある美容師とコラボをしました。

その際に、美容師の目から見たかゆみ・抜け毛・フケの原因を尋ねたところ、「シャンプーやコンディショナーだけではなく、洗い方そのものに原因がある。だから、解決する洗い方がある」と教えてもらいました。
その洗い方とは、「ヘアブラシで髪を洗うこと」です。

もしかしたらあなたは、「ブラシで洗う?シャンプーブラシで洗うなんて一般的じゃないか?」と疑問に思うかもしれません。

実際に、私もシャンプーを開発した際に、いろいろな洗い方を試して、最終的にシャンプーブラシにたどり着き、お客様にも推奨していました。
でも、教えてもらったブラシは、いわゆる「シャンプーブラシ」ではありません。
「普通のヘアブラシ」です。

使い方は、シャンプーを頭にのせて、そのあと、普通に髪をブラッシングするだけです。
髪をとかす回数は、髪質や長さによって変わりますが、私のように髪が細く短髪なら1~2回ブラッシングするだけで十分です。

なぜ、ヘアブラシが敏感な頭皮にやさしいのか?
私なりにいろいろ検証した結果、以下のことが分かりました。

1.髪の毛は、鋼鉄並みの固さ


髪を洗う際、多くの人は『指』で洗っています。
このときに、髪が頭皮にこすれることで、頭皮にいらぬ刺激を与えています。
頭皮は、顔の肌より敏感です。
そして、髪の毛の固さは鋼鉄並みと言われています。
しかも、すごく細いです。

固くて細い物質ほど、触れた部分に刺激を与える力が強くなります。
針や釘などと同じです。
こんなのを頭皮にこすりつけていたら、刺激になるのは当然です。
どんなにやさしく洗っても、頭皮にとっては大ダメージになりえます。

2.『シャンプーブラシ』と、『普通のブラシ』の圧倒的な違い


シャンプーブラシは、ひとつひとつのピンが太く、普通のブラシよりピンの数が少ない特徴があります。
使い方も、通常のブラシは髪をブラッシングしますが、シャンプーブラシは頭皮をマッサージするように使います。

『シャンプーブラシ』は、やわらかい素材でつくられているものがありますが、それでも先端をとがっているものが多く、頭皮に当てる使い方をするので、敏感な頭皮にとっては刺激になることがあります。
また、ピンの数が少ないために、何度もマッサージしないとシャンプーやコンディショナーが髪全体に行き渡らないために、刺激が重なると大きなダメージを頭皮に与えます。

一方、『普通のブラシ』は、ピンが細く、固いですが、頭皮に接触させる必要がありません。
こういうと、「頭皮の汚れが取れないのでは?」と疑問を持つ人がいますが、安心してください。
頭皮についた皮脂や汚れは、それほど頑固ではありません。シャンプーが髪をつたって頭皮に落ちる程度の洗浄力と、お湯で、十分に落ちます

また、普通のブラシはピンが多いので、一度で髪全体にシャンプーやコンディショナーがなじみます
そのため、頭皮に何度も刺激を与えません。

余談ですが、当時の私は、美容室でシャンプーしてもらった後はいつも1週間ほどは、頭がかゆくなっていたんですよね。
美容室のシャンプーって、結構強い力で、長い時間、何度かシャンプーされるので、それが頭皮の刺激になったんだと思います。

サラリーマン時代、化粧品の製造工場にいた私は、理美容室にシャンプー類を卸していました。そこではたびたびスキンケアの講習も行っており、その際に、「なぜ、美容室のシャンプーは、あんなに力を入れて、長い時間おこなうのか?」と質問したことがあります。
すると、「1,000円分の価値を感じてもらうため」と言われました。
頭は、通常の皮膚と比べると、痛覚が鈍感です。
だから、力を入れないと、「やってもらってる感が感じられない」とのこと。
あと、単純に短い時間で終わると「1,000円払って損した」と思われるとのこと。
つまり、頭皮のためではなく、お得感を感じてもらうことが時間をかけるシャンプーの目的だという話でした。

実際に、パーマやカラーリングをする前には、「パーマの前なので、頭皮を傷つけないように軽めにシャンプーしますね」と美容室で対応された方もいらっしゃることでしょう。
しみないようにそのようにするのですが、「じゃあ普段は頭皮が傷ついていても大丈夫なのかな」という疑問がわきます。

ブラシでの洗髪用シャンプー・コンディショナーの開発を始めることに

さて、話を本題に戻して。
実際に、私自身、普通のブラシを試してみると、かなり頭皮への刺激が少ないことを実感しました。
これで、40年以上悩んでいた頭皮の悩みを改善できると思ったのですが、ひとつ大きな問題にぶち当たりました。

それは、「普通のブラシに適したシャンプーやコンディショナーがなかった」ということです。

自分で開発したシャンプーやコンディショナーで試したときに、もちろん頭皮への刺激は軽減されたのですが、どうもイマイチなのです。
もしかしたら一般の方は気にならないかもしれませんが、私は職業柄、こういった違和感を感じると解消せずにはいられません
そこで、違和感の正体を検証しました。

違和感を感じた理由1:粘度

普通のブラシは、ピンが多いので、粘度の高いシャンプーやコンディショナーだと、引っかかりのようなものを感じて、毛穴に刺激を与えます。
クシ通りが悪いと、本末転倒です。
毛穴への刺激は頭皮の刺激にもつながるので、シャンプーやコンディショナーを、ブラシに合った粘度にする必要があります。

また、ブラシはピンが多いために、少ないブラッシングで髪全体にシャンプー&コンディショナーを髪になじませ、頭皮への刺激を最小限に抑えられるというメリットがあります。
でも、粘度が高いと髪に広がらず、ブラシのメリットが活かしきれません。

違和感を感じた理由2:泡切れの良さ、落ちやすさ

ブラシを使うと分かるのですが、シャンプーブラシや指で洗う場合とは、比較にならないほど、シャンプーやコンディショナーが一気に髪全体に広がり、なじみます。
これは大きなメリットなんですが、逆に言えば、泡切れの悪さ、シャンプーコンディショナーの落ちにくさにつながります。
そのため、泡切れの良さ、落ちやすさは必須となります。

検証結果を踏まえて、早速、試作を開始!


粘度と泡切れ、落ちやすさが原因だと判明したので、早速、商品開発に取り掛かりました。
もちろん、洗浄成分の吟味も行いました。
以前のシャンプーを開発した際は、肌に優しい洗浄成分といえば、アミノ酸系だったのですが、10年以上経過した今、他にも多くの優れた成分がたくさん開発されており、そういった成分をガンガン試しました

その結果、成分は簡単に決まったのですが、粘度と泡切れの良さに苦戦しました。
粘度が緩すぎると使いにくく、ビシャビシャになり、ブラシのピンに絡まず、伸びが悪くなる。
かといって、硬いとダマになって、クシ通りが悪く広がらない。

泡切れも良すぎると、汚れが落ちにくい。
悪すぎると頭皮に残りやすく、汚れの原因になる。

この相反する結果に苦戦しながら試作を繰り返しました。
そして、ブラシに特化したシャンプー&コンディショナー開発の難しさを痛感しました。

一般的に必須の要素も、切り捨てる!

このままではまずいなと感じ、シャンプー&コンディショナーにとって必須の要素を捨てることにしました。
その要素とは、「香り」と「泡立ち」です。

香りに関しては、私自身、きつい香りが苦手で、匂いの種類も好き嫌いがあり、今回の開発の際にもいろんなシャンプーを試したのですが、どうしても香りが合わないものがいくつかありました。
また、シャンプー&コンディショナーは洗い流すものです。
でも、香りを髪や頭皮に残す必要があります。
洗い流すのに残すって、すごく効率が悪いんですよね。
香りだけ残そうと思っても、他のものも残る可能性があります。
これは、私の目指しているシャンプー&コンディショナーの機能を阻害する要素になります。

また、洗い流しても香りを残すためには、大量の香料を使う必要があります。
昔、調香師の方に聞いたことがあるのですが、香りを2倍にしようと思うと、10倍の香料を配合する必要があるそうです。
正直、そんなことに配合量を割いている余裕はありません。

泡立ちも同じです。
泡立ちと洗浄力は、実は無関係です。
たまたま、髪の汚れを落とす効果に優れた成分が、泡立つ機能を持ち合わせているだけです。

CMなんかで、「たっぷりの泡が~」「濃密な泡が~」とか言ってますが、あれは洗浄効果が優れているわけでなく、ただのイメージ戦略です。
もし、泡立ちと洗浄力に関連性があるなら、化粧品の中でもっとも洗浄効果が必要なメイク落としや専用リムーバーは、すべて泡立っているはずです。
でも、実際はそんなことはないですよね。

つまり、イメージ戦略のために、泡立つ成分をわざわざ配合しているのです。
だから、香りの時と同様、意味のない泡だちに割く配合量はありません。

香りと泡立ちという2大要素を捨てて、2年近くの開発期間を経て、やっと満足できるシャンプー&コンディショナーが完成しました。
成分に関しても肌にやさしいのはもちろん、抗炎症作用を持つ薬用成分も配合しました。
そのため、医薬部外品になりました。

医薬部外品シャンプー&コンディショナーの完成

シャンプーは、適量を手に取って、頭の上に乗せて、軽くブラッシングするだけで、髪全体に行き渡り、頭皮と髪の汚れをしっかり落としてくれます
ブラッシングの際のクシ通りもよく、引っかかりも感じません。
このおかげで、頭皮、毛穴、髪への刺激を最小限に抑えることに成功しました。

そして、泡立ちに関しては、まったく無視したにもかかわらず、なぜか細かく豊富な泡立ちが起きるようになりました。
泡立ちってなんなんでしょうね…。

コンディショナーもシャンプー同様、適量を頭に乗せ、軽くブラッシングするだけで、髪全体に行き渡ります。
シャンプーによって開いてしまったキューティクルを整え、高いコーティング力で髪を守ることに特化しました。

また、どちらとも洗いあがりに優れています。
シャンプーやコンディショナーの特性に加えて、ブラシによって髪の流れが整えられているおかげで、スムーズに落とすことができます。

これは私個人の感覚なので、皆さんが感じるかはわかりませんが。
髪を乾かしたときの頭の軽さに、驚きます
たまに、普通のシャンプーをテストに使うのですが、今となってはとても違和感があります。

あと、抜け毛が減りました。
これは、シャンプーやコンディショナーの効果というより、ブラシで洗うことで毛穴への刺激が減ったためだと思います。
排水溝にシートを貼って、抜け毛の数を数えたのですが、シャンプーブラシを使った洗髪では、抜け毛に2倍の差がありました。
普通のブラシを使ったら、抜け毛が半分になりました。

またもや余談ですが。私の父親が昔、ブラシを頭皮に打ち付けることで血流がよくなるという育毛法が流行っており、実践していたところ、「こんな育毛法をしたおかげで、一気に薄毛になってしまった」と嘆いていました。
そういえば、なんとなく「叩いて生やす」というCMを、子供時代に見た記憶があります。
やはり頭皮や毛穴に不要な刺激を与えることは抜け毛につながるようです。

『ブラシ』にもこだわることに!

また、シャンプー&コンディショナーを開発している過程で、「どうせならブラシにもこだわりたい!」と、ウズウズしてきました。
で、ブラシも検証しました。

その結果、素材はナイロンを選びました。
最初は、木製やゴム製も検討したのですが、浴室で使うため、衛生面でナイロンが適切と判断しました。
木製は、カビが生えやすかったり、ぬめりがつきやすくなります。
ゴム製は滑りにくくいいかなと思ったのですが、浴室乾燥機と相性が悪かったり、経年劣化によって溶けてベタベタになってしまうことがあるので却下しました。

ピンの数は、実際に、私や髪の長いスタッフが試して、髪の太さ・量に対してもっとも汎用性の高い372本を選びました。
丸い形の頭皮にきちんと沿うように、長いピンと短いピンが交互に並べられています。
だから、ゴシゴシこする必要はありません。
とぐだけで頭皮全体の汚れをまんべんなくかき出すことができます。

ピンの硬さは、2種類使うことにしました。
柔らかいピンは、万が一にも頭皮に当たったときに刺激が少なくていいのですが、髪の硬さに負けて、髪全体にシャンプーやコンディショナーが行き渡りません。
そのため、髪に負けないある程度の硬さを持ったピンと、やわらかくしなやかなピンを配置することで、無理なくシャンプーやコンディショナーをいきわたらせることができるようになりました。


最後に、ピンの先端を丸くして、頭皮への刺激をさらに軽減できる形状にしました。
こうして、シャンプーとコンディショナーだけでなく、やさしく洗うための専用「やさしいブラシ」も完成しました。

髪を補修する香り付きのヘアミストも、ついでに作りました

これで終わりと思いきや、実は途中で、シャンプーとコンディショナーの原料の香りが気になってきたため、あらたな商品を開発ました。

洗髪後に髪に香りをつける目的で、ヘアミストを作り始めました。
まぁ、香水のようなものですね。
アウトバスタイプとして使用いただくため、洗い流す必要がないので、無駄がありません。
非常に効率的です。

ただ、それだけだと面白くないので、毛髪補修成分や、保護成分を配合しました。
ドライヤー前に濡れた状態で使えば、髪の保護に。
ドライヤー後に使えば、髪の保湿に。
寝ぐせ直しや髪の毛を整えられる、という機能も持たせました。

さらに、香りは世の中で人気のあるものをオマージュしました。
けっしてパクリではありません。けっして。

【500セット限定】定期の薬用スカルプケアセット発売キャンペーンを企画!

こうして、やっと理想の頭皮と髪にやさしい洗髪法が完成しました。
もし、あなたが私と同じように、何を試しても頭皮のかゆみ・吹き出物・抜け毛・フケが気になる方は、ぜひお試しください。

頭皮や髪でお悩みのウキウキメイトのため、超お得な定期キャンペーンをご用意しました。
9月1日(金)21時より販売開始します。
なお、ご利用の方はこの定期キャンペーンセットを購入ください。個別に購入されても、キャンペーン価格にはなりませんので、ご注意ください。

なお、かなりお得な豪華プレゼント付きのため、限定500セットのみの販売です。
お早めにお求めください。

※この商品は、2023年11月11日16時に完売いたしました。

また、『コラボレーター企画』も開催決定しました!
コラボレーターとは、我々の協力者のことで、『薬用スカルプシャンプー&コンディショナー』を使用した感想や、頭皮や髪の悩みをお聞かせくださる方を募集します。
ご協力くださる方は、9月1日(金)21時より開催のインスタライブをご覧ください→Instagramのアカウントはこちら『earthcare.official.ig』

株式会社アースケア
井上龍弥